パティシエの給料はなぜ安い?年収を上げるためにできること5選

パティシエ 給料 安い

「パティシエって、やりがいはあるけど給料が安すぎる…」
そんなふうに感じたことはありませんか?

華やかなイメージとは裏腹に、実際の年収は一般的な会社員よりもかなり低め。
専門学校を出て技術を身につけたのに、月給は手取りで十数万円…というケースも少なくありません。

本記事では、

  • なぜパティシエの給料は安いのか?
  • どうすれば年収アップが狙えるのか?

この2点を中心に、パティシエ歴8年の筆者がリアルを交えて解説していきます。

「このままでいいのかな…?」と感じている方に、少しでもヒントになるような情報をお届けします!

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もんめい

パティシエ8年生 もんめいです!

  • 個人店・企業・製菓学校教師それぞれでパティシエの経験を積む
  • 製菓学校教師時代は計100人近い学生の就職相談を受ける
  • 自身も転職で年収70万UPの経験あり

現場のリアルな体験と、就職の悩みを沢山聞いてきた経験を活かし、パティシエを中心とした飲食業界の働き方支援、転職サービスを紹介します!

働き方を見直して、お仕事も休日も楽しみましょう♪

目次

パティシエの平均年収はどれくらい?

パティシエの給与水準は、他の職種と比べてどのようになっているのでしょうか?​ここでは、最新の統計データをもとに、パティシエの平均年収や年代別の給与の目安を解説します。

全国平均年収は約340万円前後

年代別に見ると、以下のような傾向があります:​

  • 20代前半:​約305万円
  • 20代後半:​約339万円
  • 30代前半:​約349万円
  • 30代後半:​約364万円
  • 40代前半:​約361万円
  • 40代後半:​約352万円
  • 50代前半:​約351万円
  • 50代後半:​約339万円
  • 60代前半:​約279万円​

このように、30代後半から40代前半にかけて年収がピークを迎え、その後は緩やかに下降する傾向があります。

地域別の平均年収

地域によっても平均年収には差があります。​例えば、東京都では約416万円、神奈川県では約312万円と報告されています。​都市部では高めの傾向がありますが、それでも全職種の平均には届かない水準です。​

なぜパティシエの給料は安いのか?3つの理由

パティシエは専門職であり、手間や技術が求められる仕事なのに、なぜこれほどまでに給料が低いのでしょうか?
ここでは、その主な理由を3つに分けて解説します。

原価率が高く、利益率が低い業界だから

ケーキや焼き菓子は、見た目以上に原材料費がかかります。
バター・生クリーム・ナッツ・チョコレートなど、高価な食材を多く使うため、原価率(=材料費の割合)が高くなりがちです。

そのうえ、賞味期限も短いためロスが出やすく、利益が出づらいという構造的な課題があります。

資格がなくても始められる職種だから

パティシエは専門職ではあるものの、「絶対に必要な国家資格」がない職業です。
そのため未経験からでも始められ、求人が多く出回る一方で、給与水準が上がりにくい傾向にあります。

つまり、「替えがきく人材」と見なされやすく、個人の技術に見合った報酬が得られにくい現実があるのです。

長時間労働・サービス残業が常態化している

早朝から仕込み、閉店後の片付けや翌日の準備まで…
1日12〜14時間働くのが当たり前という職場も少なくありません。

ところが、そうした長時間労働が**「修業だから仕方ない」**と見過ごされがちで、残業代が十分に支払われないことも
結果として、「たくさん働いても収入が増えない」という悪循環に陥るケースが多いのです。

パティシエが年収を上げるためにできること5選

給料が低いと言われがちなパティシエの仕事ですが、工夫次第で年収アップは可能です!
ここでは、現場経験者だからこそ分かる「収入を上げるための現実的な方法」を5つご紹介します。

ホテルや高級ブランドに転職する

一般的な町のケーキ屋さんよりも、ホテルや百貨店系の高級ブランド、外資系パティスリーは給与水準が高めです。

・年収400万円〜も可能
・福利厚生が整っている場合も多い
・昇給や役職へのチャンスが明確

ただし求められるスキルや接客レベルも高く、語学力やマネジメント経験があるとより有利です。

製菓衛生師などの資格を取得する

国家資格である**「製菓衛生師」**や、菓子製造に関連する民間資格を取得しておくと、
キャリアアップ時の評価材料になります。

・専門知識があるとみなされやすい
・衛生管理や教育係としての役割も担えるように
・責任あるポジション(サブシェフ、シェフ)を任されやすくなる

現場経験+資格のダブルで、収入の底上げが期待できます。

商品開発やメニュー監修に関わる

パティスリーで働いているだけでは得られない収入源として、商品開発やOEMの仕事があります。
大手企業や飲食チェーンの新メニュー企画に携わると、開発報酬やインセンティブがつくことも。

・企業からの依頼があると副収入に
・経験次第ではフリーランス化も可能
・自分の名前がブランド化されるチャンスにも

海外で働く・修行する

日本のパティシエは、世界的にも高評価を受けている職種です。
海外(特にアジア圏やヨーロッパ)では、給与面でも好条件が提示されることがあります。

・日本より労働環境が整っている国もある
・「日本人パティシエ=技術が高い」という評価
・語学や異文化対応力も身につく

将来的に自分の店を持ちたい人には、海外経験は大きな武器になります。

転職エージェントを活用する

今より高待遇の職場を探したい、でも自分ではなかなか見つけられない…
そんなときは飲食業界専門の転職エージェントを活用しましょう。

【メリット】

  • 年収交渉や労働条件のすり合わせを代行してくれる
  • 非公開求人の中に「月給30万円以上」「完全週休2日」など好条件あり
  • 一人での転職活動よりずっと効率的

おすすめの転職サービスとしては、
**「フーズラボ」「アイティーケー」「パティシエント」**などが特に人気です。

実際に年収アップに成功したパティシエの事例

理想を語るだけでなく、実際に行動して年収アップを実現したパティシエの例をご紹介します。
「自分にもできるかも」と思えるようなリアルな事例を集めました。

事例①:町のケーキ屋 → ホテルパティシエへ転職(30代女性)

  • 以前の年収:約260万円(週1休・サービス残業あり)
  • 転職後:年収約380万円+ボーナス支給あり(週休2日制)

専門学校を卒業後、地元の個人店で7年間勤務。
しかし給与が上がらず将来に不安を感じ、ITKの転職エージェントを活用して、都内の有名ホテルに転職。
職場環境も改善され、今では後輩の指導役として充実した日々を送っているとのこと。

ブライダル業界へキャリアチェンジ(20代男性)

  • 以前の年収:約240万円(勤務時間が不規則)
  • 転職後:年収約360万円+インセンティブあり

パティシエとしての技術はあるものの、生活リズムの乱れに悩んでいた男性。
フーズラボのサポートを受け、ブライダル専用のスイーツ製造部門に転職。
規模の大きな企業だったため、福利厚生や給与面でも改善され、「やりがいと収入の両立」を実現。

このように、「年収を上げたい」「働き方を変えたい」と思ったときに行動した人から、環境は変わっていくということがわかります。

まとめ|年収アップは「行動」から。理想の働き方は選べます!

パティシエの仕事は、決して高収入とは言えない現実があります。
ですが、働く環境を選び直したり、転職という選択肢を視野に入れることで、年収アップや生活の質を大きく改善することが可能です。

実際に、

  • 個人店からホテルやブランドパティスリーへ転職して年収が上がった人
  • 自分に合った職場を見つけ、休日や福利厚生を重視できるようになった人
    など、すでに「変化」を掴んだパティシエたちは多く存在します。

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