【保存版】パティシエに多い職業病とは?腰痛・腱鞘炎など体の不調と対策まとめ

パティシエの仕事は、見た目に美しく、夢のある世界。
でも実は、「体がボロボロになる仕事」としても知られています。

  • 長時間の立ち仕事で腰や膝が痛い
  • 繰り返しの作業で手首や指がしびれる
  • 疲れが取れず、毎朝起きるのがつらい…

そんな“職業病”に悩むパティシエさんは本当に多いんです。

この記事では、パティシエの視点から、

  • パティシエに多い体の不調(腰痛・腱鞘炎・足のむくみなど)
  • その原因と、すぐできる対策法
  • 今後の働き方を見直すヒント

まで、まとめて分かりやすく解説していきます。

「最近、体がつらくて限界かも…」
「でも、この仕事を続けたい…」

そんな人にこそ、読んでほしい内容です!

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もんめい

パティシエ8年生 もんめいです!

  • 個人店・企業・製菓学校教師それぞれでパティシエの経験を積む
  • 製菓学校教師時代は計100人近い学生の就職相談を受ける
  • 自身も転職で年収70万UPの経験あり

現場のリアルな体験と、就職の悩みを沢山聞いてきた経験を活かし、パティシエを中心とした飲食業界の働き方支援、転職サービスを紹介します!

働き方を見直して、お仕事も休日も楽しみましょう♪

目次

パティシエに多い職業病とは?


パティシエの仕事は、体への負担が想像以上に大きい職業です。
「若いうちは大丈夫だったけど、数年続けたら身体にガタが来た…」という声も少なくありません。

ここでは、パティシエに多い職業病を3つの観点から紹介します。


長時間立ちっぱなしで腰・膝に負担がかかる

パティシエの現場は、朝から晩までずっと立ち仕事。
しかも作業スペースが狭かったり、前かがみの姿勢が続いたりすることも多く、腰や膝への負担はかなりのものです。

特に、以下のような症状が出やすいです。

  • 腰の重だるさ・ぎっくり腰
  • 膝関節の痛み・立ち上がり時の違和感
  • ふくらはぎの張り・こむら返り

細かい作業で手首・指に負担が集中

絞り、練り込み、チョコレートのテンパリング、飾り付け…
パティシエは一日中、細かく繊細な作業を繰り返します。

この反復動作によって腱鞘炎やばね指になる人はとても多く、場合によっては手術が必要になるケースもあります。

痛みが出てからでは遅いため、日々のケアがとても大切です!


不規則な生活・ストレスで体調を崩しやすい

早朝出勤や深夜作業、季節によって波があるスケジュール、そして人間関係のストレス…。
そうした要素が重なって、慢性的な疲労・頭痛・胃痛・自律神経の乱れといった不調を抱える人も多いです。

体調を崩してしまえば、好きな仕事を続けることも難しくなります。

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実際の症状・トラブル事例


パティシエの職業病は「なんとなくつらい」だけではありません。
放っておくと慢性化したり、仕事を続けるのが難しくなるほど悪化するケースもあります。

ここでは、実際に現場で多く見られる症状を詳しく見ていきましょう。


腰痛・坐骨神経痛|立ち仕事による慢性化

長時間の立ちっぱなしや、前かがみの姿勢が原因で最も多いのが「腰痛」。

特に以下のような状態になっているパティシエは要注意です。

  • 起床時や勤務後に腰が重い・張っている
  • 腰から足にかけてしびれがある(坐骨神経痛の可能性)
  • コルセットが手放せない状態になっている

重症化すると、ヘルニアや慢性腰痛に進行するリスクもあります。

腱鞘炎・ばね指|細かい作業の積み重ね

腱鞘炎はパティシエの“職業病あるある”。
頻繁に使う親指・手首・手のひらの筋や腱が炎症を起こし、強い痛みを伴います。

さらに、放置すると「ばね指」という症状になり…

  • 指を伸ばそうとするとカクンと跳ねる
  • 朝は指が固まって動かない
  • 筋肉がつっぱるような違和感がある

というように、日常生活にも支障が出るようになります。


むくみ・冷え性・倦怠感|血流の悪さからくる慢性疲労

パティシエは冷たい現場(冷蔵室・作業場)で長時間過ごすことも多く、
血流が滞りやすいため「むくみ・冷え・慢性疲労」が起きやすい職種です。

特に女性パティシエの中には、

  • 足がパンパンにむくんで帰りの靴がきつい
  • 夏でも足元だけ冷えてつらい
  • 立ってるだけで頭がぼーっとする

という悩みを抱える人が多数います。


「これ、自分のことかも…」と思ったら、次の章で原因をしっかり把握して、対策のヒントを得ていきましょう!

職業病の原因は?パティシエならではの要因


「なぜパティシエは体を壊しやすいのか?」
それには、他の職種とは違う“独特の働き方”が関係しています。

ここでは、パティシエに特有の職業病の原因を整理してみましょう。


無理な姿勢・反復作業・休憩の少なさ

パティシエの仕事では、

  • 中腰で作業
  • 台に向かって前屈み
  • 同じ動きを何百回も繰り返す

というように、体への負荷が大きい姿勢・動きが日常的です。

しかも、忙しいと休憩もままならず、痛みや疲れを感じても我慢して働き続けることに…。

これが体を少しずつ壊していく原因となります。


人手不足による長時間労働

パティスリーやレストランでは、慢性的な人手不足が当たり前
その結果、1人にかかる負担が非常に大きくなり、シフトも不規則に。

  • 早朝5時〜閉店後までのロング勤務
  • 連勤が続いても休めない
  • イベント前は深夜作業や徹夜も…

こうした状況が続くと、体だけでなく、メンタルにも大きな負荷がかかります。


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設備や環境による影響(硬い床・冷蔵室の冷えなど)

意外と見落としがちなのが「職場の環境」。

  • 冷蔵室内で長時間作業 → 血流悪化・冷え性
  • クッション性のない硬い床 → 足腰への衝撃蓄積
  • 換気の悪さ → 倦怠感・頭痛・集中力低下

など、小さな要因の積み重ねが体調を崩す原因になります。

「頑張っているのに、どんどん体がつらくなる…」
それはあなたのせいではなく、“環境の問題”であることも多いんです。


次の章では、今日からできる「身体を守る対策法」をお伝えしていきます!

今すぐできる!体を守るための対策法


「体がつらい…でも、今すぐ辞めるわけにはいかない」
そんなパティシエさんのために、今日からでも始められるセルフケアと環境改善の工夫をご紹介します!


腰・膝のケアに役立つグッズ&ストレッチ

長時間立ちっぱなしや前かがみの姿勢からくる腰・膝の痛みには、日常のケアが欠かせません

おすすめ対策

  • クッション性のあるインソールやマットを導入する
  • 立ち仕事中は時々“骨盤を動かす”簡単ストレッチを
  • コルセットや腰ベルトを着用して負担軽減

可能であれば、休憩中に仰向けになって腰をリリースする時間を設けましょう!

手首・指の負担軽減グッズ(サポーター・テーピングなど)

細かい作業による腱鞘炎・ばね指には、予防が何よりも重要です。

おすすめ対策

  • 指用テーピングで負担の分散
  • ハンドサポーターやリストバンドを日常的に装着
  • 就寝時に指を固定するナイトスプリントを活用

また、痛みが出始めたら無理せずアイシングと安静を!


足のむくみ対策&休憩時間の工夫

  • 弾性ストッキングや着圧ソックスの着用
  • お昼休憩時に“足を高くして休む”習慣を
  • 帰宅後は温かいお湯に足を浸けて血流を促進

冷え性・むくみは放っておくと慢性的な疲労・集中力低下にもつながります


休養・食生活・睡眠改善も大切!

体の不調を根本から整えるには、日々の生活習慣も見直しましょう。

  • ビタミン・ミネラル・たんぱく質の摂取(筋肉の修復に◎)
  • カフェイン・糖分の摂りすぎを控える
  • 夜はスマホを控えて、質の良い睡眠を

忙しい現場でも、10分でもいいから「深呼吸して休む時間」をとる意識が大切です!


それでも、「もう限界かも…」と思うほどつらい方は、
次の章でご紹介するように働き方自体を見直すことも必要な選択肢です。

「体が限界…」そんなときの働き方の見直し方


どれだけケアをしても、「もう続けられない…」と感じるほど体が悲鳴を上げることもあります。
そんなときは、頑張りすぎず、“働き方”自体を変えることも選択肢のひとつです。


職場を変えるという選択肢

  • 小規模店のハードな勤務に限界を感じた
  • 人手不足で休めない、身体が休まらない
  • 職場に相談しても環境が改善されない

こういった場合は、無理を続けるより環境を変える方が健康を守れることもあります。


パティシエとして続けやすい環境の探し方

実は、パティシエの中にも“体への負担が少ない働き方”を選んでいる人も増えています。

たとえば…

  • 製菓メーカーやホテル勤務などの企業パティシエ
  • 社員が多く、分業制が整ったパティスリー
  • 週休2日・残業少なめの職場を選ぶ

環境が変わるだけで、「同じ仕事でもここまで違うんだ」と驚く人も多いです!


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まとめ|体あってこそ、パティシエの仕事は続けられる


パティシエの仕事は、繊細で、美しくて、やりがいのある職業。
でもその裏側では、体に大きな負担がかかっていることも、もっと知られていいと思います。

  • 腰痛、腱鞘炎、慢性疲労
  • 痛みを抱えながら働く日々
  • それでも「好きだから」と我慢してしまう自分…

本当に頑張っていますよね。

でも、自分の体は一つしかありません。

「ちょっと疲れたかも…」
「このままじゃ続けられないかも…」

そう感じたときには、無理をせず、働き方を見直す勇気を持ってほしいのです。


もっとやさしく、長く続けられる道は、きっとあります・・!

あなたがあなたらしく、笑顔でパティシエの仕事を続けていけますように。

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