「せっかく転職したのに、またブラックだった…」
そんな声、実は飲食業界では珍しくありません。
長時間労働、低賃金、休みなし…。
パティシエや飲食の仕事は“やりがい”の裏に、過酷な労働環境が隠れていることもしばしば。
ですが、転職前に“ブラック求人”を見抜くポイントを知っておけば、こうした失敗は避けられます。
- 転職したいけど、また失敗したくない人
- 今の職場がブラックかもと感じている人
- 求人を見てもどこが良いのか分からない人
この記事では、実際に飲食業界で働いた経験がある筆者が、
「求人のどこを見れば、ブラックかどうかを見分けられるのか?」
を5つの具体的なポイントに絞って分かりやすく解説します。
「次こそ、ちゃんと自分を大切にできる職場で働きたい」
そんなあなたのための記事です。

パティシエ8年生 もんめいです!
- 個人店・企業・製菓学校教師それぞれでパティシエの経験を積む
- 製菓学校教師時代は計100人近い学生の就職相談を受ける
- 自身も転職で年収70万UPの経験あり
現場のリアルな体験と、就職の悩みを沢山聞いてきた経験を活かし、パティシエを中心とした飲食業界の働き方支援、転職サービスを紹介します!
働き方を見直して、お仕事も休日も楽しみましょう♪
なぜ飲食業界に“ブラック求人”が多いのか?

パティシエ・飲食業界の労働環境の特徴
飲食業界やパティシエの仕事は、一般的に「やりがいはあるけれど、労働環境は厳しい」と言われがちです。
実際、長時間の立ち仕事や体力勝負の業務に加えて、労働時間が不規則・休みが少ないという職場も少なくありません。
特に小規模な店舗や個人経営のパティスリーでは、労務管理が整っていないケースも多く、「勤務時間が自己申告制」「残業代が出ない」など、曖昧な労働条件になっていることもあります。
求人票では分かりにくい“リアルな実態”
求人情報だけを見ると、どの職場も一見よく見えるものです。
たとえば、
- 「アットホームな職場です」
- 「若手も活躍中!」
- 「未経験歓迎!」
といった言葉は一見ポジティブですが、実態を隠していることも多いのが現実。
実際には「スタッフが定着しない」「長時間労働を強いられる」などのケースもあり、入社後に“こんなはずじゃなかった…”と後悔する人が後を絶ちません。
「ブラック職場」が多いと感じられる背景とは?
なぜ飲食業界には、ブラックな求人が多く見られるのでしょうか?
その背景には、以下のような要因があります:
- 慢性的な人手不足により、過酷な環境でも求人を出さざるを得ない
- 小規模事業者が多く、労働環境の整備が追いついていない
- 「下積み文化」が今でも根強く残っている
- 業界に“耐えるのが当たり前”という風潮がある
つまり、業界構造そのものがブラック化しやすい要素を多く抱えているのです。
でも安心してください。
次の章では、「こんな求人は要注意!」という具体的な見抜き方を5つのポイントに分けて紹介します!
【実例あり】ブラック求人を見抜く5つのチェックポイント
飲食業界の求人を探すうえで、「入ってみないと分からない」は避けたいですよね。
ここでは、求人票や募集要項の時点で“ブラック職場”を見抜くためのチェックポイントを5つ紹介します
① 月給が異常に低い or 高すぎる(固定残業代に注意)
給与が相場よりも大きく外れている場合、注意が必要です。
- 月給18万円以下 → フルタイムで働いても生活が厳しい
- 月給30万円以上 → 実は**残業代込み(固定残業代)**である可能性大!
▶チェックポイント:
「固定残業代○時間含む」や「みなし残業制度あり」などの記載は要注意。
実際の残業時間と見合っていないケースも多く、“名ばかり高給”の落とし穴になりがちです。
② 勤務時間や休日数が“ふわっと”している
明確な記載がない場合、それはブラックのサインかも。
NG例:
- 「シフト制(詳細は面接にて)」
- 「休日:月6日以上」などの“以上系”
▶チェックポイント:
「実働時間」「週休〇日」「年間休日〇日」など、数値で明記されているか?
目安として、年間休日100日未満は要注意ラインとされています。
③ 「やる気があればOK」など抽象的な文言が多い
精神論や根性論でごまかす求人も注意です。
よく見るフレーズ:
- 「やる気重視!」
- 「若手が活躍中!」
- 「成長できる環境です!」
こうした曖昧な言葉ばかりで業務内容・待遇・働き方の具体性が乏しい場合は、労働環境の実態を伏せている可能性があります。
④ スタッフの定着率や職場環境の記載が一切ない
本当に良い職場であれば、「定着率」「社員インタビュー」「写真付き紹介」などがあるはず。
▶チェックポイント:
- 写真が使い回し(フリー素材)
- 社員の声がやけにテンプレ
- 社内の雰囲気や制度の記載がない
→ こういった場合、人の入れ替わりが激しく、書けることがない=ブラックの可能性大
⑤ 「未経験歓迎・大量募集」が同時に出ている求人
未経験歓迎自体は悪くないのですが、「未経験歓迎 × 常に人を募集」している職場は注意。
▶チェックポイント:
- 「10名以上の大量採用」「オープニングスタッフ募集」を頻繁に繰り返している
- 採用条件がやたらと広すぎる(誰でもOK状態)
→ 離職率が高く、常に人を補充している職場かもしれません。
信頼できる飲食求人の“見つけ方”とは?
「じゃあ、結局どこで探せば安心なの?」
ここでは、ブラックな職場に引っかからないための“賢い求人の探し方”を紹介します。
SNS・口コミサイトを活用して“リアルな声”をチェック
求人票だけでは分からない情報も、SNSや口コミサイトを使えば見えてくることがあります。
たとえば、
- Twitterでお店名を検索すると、現場スタッフの声が出てくることも
- 「転職会議」「OpenWork」などのサイトで、実際に働いた人の評価が確認できる
あくまで“参考”として使いつつ、「同じような投稿が複数ある」場合は信ぴょう性が高いと判断できます。
面接で「働き方」や「スタッフの雰囲気」を質問する
実際に応募して面接に行ったときは、こちらから質問する姿勢が大切です。
おすすめの質問例:
- 「残業は月にどれくらいありますか?」
- 「離職率や定着率について教えてください」
- 「1日の勤務スケジュールを教えてもらえますか?」
▶チェックポイント:
こうした質問に対してはぐらかすような対応をする企業は注意。
逆に、正直に答えてくれるところは、信頼性が高い職場の可能性大です。
飲食業界に強い“転職エージェント”を使う
「自分で探すのが不安…」「求人票の裏側まで知りたい…」という人には、転職エージェントの活用がおすすめです。
特に飲食業界に強いサービスでは、
- 担当者が実際に企業へ訪問して職場環境をチェックしている
- ブラック案件は紹介されにくく、条件交渉まで任せられる
- “内部事情”や“リアルな離職率”など、普通の求人サイトでは分からない情報を教えてもらえる
では次の章では、ブラックを避けて安心して相談できる、おすすめの転職エージェントを2社紹介していきます!
ブラックを避けたい人におすすめの転職エージェント【厳選2社】
「自分では見抜くのが不安…」「ちゃんと相談しながら決めたい」
そんな方には、飲食業界に特化した転職エージェントの活用がおすすめです。
ここでは、筆者自身も使って良かったと感じた安心しておすすめできる2社を紹介します。
① フーズラボ(Foods Labo)
飲食業界出身のアドバイザーが多数在籍!
フーズラボは、パティシエ・飲食業界専門の転職エージェント。
実際に現場で働いていた経験をもつ担当者が多く、業界ならではの悩みを理解した上でサポートしてくれます。
フーズラボの特徴
- 事前に企業を訪問して、労働環境をチェック
- 無理な転職はすすめない。親身なヒアリングが好評
- LINEで気軽に相談できるから、在職中でも安心
こんな人におすすめ!
- 初めての転職で不安がある
- ブラックを避けたいけど、どう選んでいいか分からない
- 実際に現場を知っている人と話したい

② ITK(アイティーケー)
非公開求人も多数!飲食特化の老舗エージェント
ITKは、飲食業界に特化した転職支援の老舗エージェント。
待遇改善・キャリアアップを目指す人に強く、好条件の求人が多いのが特徴です。
ITKの特徴
- 給料UPや待遇改善の交渉も代行してくれる
- 担当者がつき、企業の実情を丁寧に教えてくれる
- 都内や人気エリアの“非公開求人”が豊富
こんな人におすすめ!
- とにかく今より条件をよくしたい
- キャリアアップを狙いたい
- 経験者でワンランク上を目指している
ITKの公式サイトを見てみる

迷ったら「まずは相談だけ」でもOK!
どちらのサービスも完全無料で使えるので、「転職はまだ迷っている…」という方でも大丈夫。
特に、ブラックな環境から抜け出したいけど、次をどう選んでいいか分からない人には、一度話を聞いてもらうだけでも大きな一歩になりますよ。
まとめ|失敗しない転職のために、“情報収集”が何より大切
飲食業界やパティシエの世界では、どうしても「働いてみないと分からないこと」が多いのが現実です。
だからこそ、求人票の文言をしっかり読み解き、事前に職場の実態を把握することが、失敗しない転職への第一歩になります。
この記事で紹介した5つのチェックポイントを意識するだけでも、ブラック求人を避けられる可能性はぐっと高まります。
とはいえ、ひとりで探すのが不安な方や、「次こそは安心して働ける場所を選びたい」と感じている方は、
信頼できる転職エージェントに相談してみるのもひとつの手です。
中でも、フーズラボやITKのように、飲食業界に特化したサービスなら、現場のリアルな情報をふまえた上で、あなたに合った職場を提案してくれます。
無理に転職する必要はありません。
でも、「このままじゃつらい」と思った時は、少しだけ視野を広げてみることも、自分を大切にする選択のひとつです。
あなたが、無理のない働き方で、料理やお菓子を“好き”でいられる未来を選べますように。

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