「このまま現場で働き続けられるのかな…」
ホテルやレストランで働くパティシエとして、日々の仕事にやりがいを感じながらも、
体力的な負担や将来への不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
特に、早朝からの仕込みや深夜の仕上げ作業、長時間立ちっぱなしの現場…。
「好きな仕事だけど、ずっと続けられるかは正直わからない」
そんな風に感じる瞬間が増えてきた方にこそ知ってほしいのが、“商品開発”という働き方です。
現場で積み上げてきた経験や感覚をそのまま活かしながら、
体への負担や拘束時間を抑えた働き方ができる——
それが、企業で働く商品開発職という選択肢です。
この記事では、ホテルパティシエが商品開発職に向いている理由から、
実際の仕事内容、転職成功のポイント、おすすめの転職支援サービスまで詳しくご紹介します。

パティシエ8年生 もんめいです!
- 個人店・企業・製菓学校教師それぞれでパティシエの経験を積む
- 製菓学校教師時代は計100人近い学生の就職相談を受ける
- 自身も転職で年収70万UPの経験あり
現場のリアルな体験と、就職の悩みを沢山聞いてきた経験を活かし、パティシエを中心とした飲食業界の働き方支援、転職サービスを紹介します!
働き方を見直して、お仕事も休日も楽しみましょう♪
なぜホテルパティシエが商品開発に向いているのか?
商品開発というと「工場の仕事?」「企業に入るのって難しそう…」と思われがちですが、
実は、ホテルや現場でのパティシエ経験がある人こそ、開発職に向いていると言われています。
ここでは、その理由を具体的に解説します。
味や仕上がりの“現場感覚”が強みになる
ホテルパティシエは、毎日多くのケーキやデザートを仕上げる中で、
「お客様にどう見えるか」「どんな味のバランスが求められているか」などを肌で感じています。
このような“実践的なセンス”は、企業の商品企画や試作段階でとても重宝されます。
段取り力・効率性が求められる現場経験が活きる
ホテルやブライダル現場では、
「限られた時間で多くの品数を仕上げる」「トラブルにも柔軟に対応する」
という力が日常的に求められますよね。
この段取り力や現場対応力は、開発の現場でも高く評価されるポイントです。
実際に“使う側”だったからこその視点がある
開発職の目的は、「売れる商品」「現場で扱いやすい商品」をつくること。
そのため、実際に商品を扱ってきたパティシエの意見やアイデアはとても貴重です。
- 「この材料は扱いにくい」
- 「このサイズ感の方が現場では喜ばれる」
といった“使う人目線”があるからこそ、現場に強い商品をつくれるんです。
このように、パティシエとしての経験は、
決して“現場限定のスキル”ではなく、“次のステージでも武器になる力”です。
商品開発の仕事内容とは?
商品開発職といっても、仕事内容がイメージしづらい方も多いかもしれません。
実際には、**「新しいスイーツを企画・試作し、商品として世に出すまでの工程を担当する仕事」**です。
ここでは、開発職の具体的な業務をわかりやすく紹介します。
試作・レシピ開発
新商品の方向性が決まったら、実際に味・見た目・材料のバランスを試しながら試作を重ねます。
- 市場トレンドに合った味の提案
- 使用する素材や器具の選定
- 数値化された配合データの記録
など、現場の感覚+論理的な視点の両方が求められます。
社内会議・プレゼン資料の作成
開発した商品を社内で提案するために、コンセプトシートや試食資料を準備してプレゼンすることも。
自分のアイデアを、関係者に「伝える力」が必要になります。
工場や現場との連携(量産化の調整)
開発で作った商品がそのまま現場で再現できるとは限りません。
そのため、製造工場や店舗スタッフと連携し、誰が作っても同じ品質で提供できるように調整していきます。
- 材料コストの確認
- オペレーションの簡略化
- 温度や仕込み時間の調整 など
原価・アレルゲン表示・表示確認などの細かい業務
企業の商品として販売する以上、表示義務や法規対応も重要な仕事です。
管理栄養士や表示担当と連携する場面もあるため、チームで進める力も求められます。
トレンドリサーチ・競合分析
流行のスイーツや市場データをチェックしながら、
「今、どんな味・形・コンセプトが売れているのか?」を把握しておくのも大事な仕事のひとつです。
開発職は、体力的には現場よりもずっと楽になりますが、
頭と発想力、チームワーク力が求められる仕事でもあります。
ただしその分、“ものづくりの楽しさ”と“企画する喜び”を両立できる魅力的なポジションです。
実際にホテルパティシエから商品開発へ転職した人の声
商品開発職に興味はあっても、
「自分にもできるのかな?」「本当に転職してよかったと思えるのかな?」
と不安に感じる人も多いはず。
ここでは、実際にホテルのパティシエから商品開発職へ転職した人の声をもとに、転職のきっかけや変化を紹介します。
「体力の限界を感じていた私に、開発職という道があった」
「ブライダル対応で毎週末がピーク。睡眠時間も短くて、気づけばいつも体調を崩していました。
そんなとき、転職エージェントの方に“開発職”という働き方を提案されて。最初はピンと来なかったけれど、実際に働いてみると自分の経験がちゃんと活かせている実感があります。
今では週休2日で安定した生活リズムの中で、試作やアイデアを考える毎日が楽しいです」
(30代・女性)
「現場では伝えきれなかった“こうしたい”をカタチにできる」
「現場でずっと思ってたことがあったんです。“もっとこういう素材で作れたらいいのに”って。
開発職ではそれを実際に試して、提案して、商品として形にできる。
自分のアイデアが店頭に並ぶ瞬間は、本当にうれしいですね」
(20代後半・男性)
「やっぱり“お菓子の仕事”を続けられているのがうれしい」
「正直、現場を離れる=お菓子からも離れると思ってました。
でも開発職になって気づいたんです。形は変わっても“お菓子で誰かを喜ばせる仕事”は続けられるんだって。
今では、過去の自分の経験もすべて意味があったと思えています」
(30代・女性)
開発職へ転職した人たちの多くが、
「体への負担が減った」「働きやすくなった」と感じながらも、
“やっぱりお菓子が好き”という気持ちを大切にできているのが印象的です。
商品開発職に転職するには?必要なスキルと準備
「商品開発の仕事、やってみたいかも」と思っても、
「特別な資格が必要?」「現場経験しかないけど大丈夫?」と不安になる方も多いはず。
でも実は、ホテルパティシエとして働いてきた経験そのものが大きな武器になります。
ここでは、開発職を目指すうえで知っておきたいポイントや、必要なスキルをまとめました。
必須の資格はない。パティシエ経験が最大の強み
商品開発職に就くために、特別な資格は基本的に不要です。
それよりも重視されるのは、
- 製菓・スイーツの知識
- 現場経験(味や仕上げの実践力)
- 素材や器具への理解 など
つまり、「今までやってきたこと」がそのまま活かせる仕事なんです。
あれば役立つ“+α”のスキル
よりスムーズに業務に入るために、以下のようなスキルがあると強みになります。
- 基本的なPCスキル(ExcelやPowerPointなど)
→ 試作データの記録やプレゼン資料の作成などで使います - 食品表示や衛生管理に関する知識
→ 表示作成・社内チェックなどの場面で役立つ - コミュニケーション力・チームワーク
→ 部署をまたいだ連携が多いため、柔軟な対応力があると◎
商品開発の求人は、一般求人には少ない?
開発職の求人は、ハローワークや一般の転職サイトではあまり多く出ていません。
“非公開求人”として扱われることが多いため、プロの転職エージェントを通すのが効率的です。
特に、「開発職を目指したいけど、どう進めたらいいかわからない…」という方は、
飲食業界に強い転職支援サービスに相談するのが近道になります。
商品開発求人を探すなら、プロに相談するのが近道!
「商品開発の仕事をしてみたいけど、どこに求人があるのかわからない…」
そんな方にこそおすすめしたいのが、飲食・製菓業界に特化した転職エージェントの活用です。
商品開発職の求人は、「非公開求人」として一般には出回っていないケースも多く、
自分だけで探すよりも、業界に詳しいプロに任せるほうがスムーズに進みます。
エージェントを活用するメリット
- 希望に合った求人を紹介してもらえる(非公開求人含む)
- 書類の添削や面接対策などのサポートあり
- 実際の職場の雰囲気や待遇を事前に教えてもらえる
- 採用企業と条件交渉もしてもらえる
しかも、登録・利用はすべて無料。
「話を聞いてみたいだけ」でも相談OKなので、まずは気軽に活用してみるのがおすすめです。
おすすめの転職エージェント
ITK(アイティーケー)
- 飲食業界に特化した高待遇・管理職・開発職などの求人が豊富
- スピード感ある対応が魅力
- 法人企業の開発部門求人にも強く、商品開発職を目指す人にぴったり
アイティーケーの公式サイトを見てみる
フーズラボ(FoodLab)
- 親身なキャリア相談に定評あり
- 「今の働き方に悩んでいるけど、どうしたらいいかわからない」そんな人の味方
- 働き方の希望に合わせた提案をしてくれるから、開発職などの新しい可能性も広がる
自分の可能性を広げてくれる“プロの伴走者”をつけて、
現場とはまた違った、新しいステージに挑戦してみませんか?
まとめ:企業で働く商品開発職という新しい選択肢
ホテルやレストランのパティシエとして働いてきたあなたには、
味覚のセンス、段取り力、ものづくりへの情熱――
開発職として活かせる力が、すでにたくさん備わっています。
体力的に限界を感じていたり、これからのキャリアに悩んでいたりするのなら、
「商品開発」という選択肢を、一度考えてみてもいいかもしれません。
現場とは違った角度で“お菓子づくり”に関わり、
安定した働き方の中でものづくりの喜びを感じられる。
そんな未来が、あなたを待っているかもしれません。
転職を決めるかどうかは、ゆっくりで大丈夫。
まずは、今の自分に合った働き方を見つけるために、誰かに相談することから始めてみてください。
商品開発職に挑戦してみたい方へ
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