パティシエは休みが少ないのが当たり前?現役経験者が語るリアルな働き方と“抜け道”の見つけ方

パティシエ やすみ

「休みが週に1日しかない」
「連勤続きで体がきつい」


——そんなふうに感じながら働いているパティシエの方、多いのではないでしょうか。

憧れて飛び込んだ世界だけど、いざ現場に立ってみると
「こんなに休めないのって普通なの?」と疑問や不安が出てくることも。

実際、パティシエ業界は長時間労働&休日が少ない傾向にあり、
ときには「本当にこのままで大丈夫かな」と立ち止まる人も少なくありません。

この記事では、現役パティシエとして働いてきた筆者が、
“休みの少ない現状”のリアルと、それを見直すための「抜け道」についてお伝えします。

今の働き方にモヤモヤしている方にとって、少しでもヒントになれば嬉しいです。

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もんめい

パティシエ8年生 もんめいです!

  • 個人店・企業・製菓学校教師それぞれでパティシエの経験を積む
  • 製菓学校教師時代は計100人近い学生の就職相談を受ける
  • 自身も転職で年収70万UPの経験あり

現場のリアルな体験と、就職の悩みを沢山聞いてきた経験を活かし、パティシエを中心とした飲食業界の働き方支援、転職サービスを紹介します!

働き方を見直して、お仕事も休日も楽しみましょう♪

目次

パティシエの休みは本当に少ない?【業界のリアル】

パティシエの仕事は、早朝から仕込みが始まり、営業時間後も片付けや翌日の準備があるため、
1日の労働時間が長くなりがちです。
そのうえ休日も「週1日」が当たり前という職場も多く、月の休みは6〜8日程度が一般的です。

特に、個人店や人気店では人手が足りないことも多く、
週6勤務+1日休み=ずっと仕事」という感覚になってしまう人も少なくありません。

さらに、クリスマス・バレンタイン・ホワイトデーといったイベント時期は繁忙期で休みゼロも当たり前
実際に「2週間以上休んでない…」という声もSNSや掲示板でよく見られます。

冬の繁忙期などは、疲れがとれず
本当にきついですよね・・。

有給休暇も「実質、無い」に近い?

労働基準法では年に10日以上の有給休暇が与えられるのが原則ですが、
現場では「人が足りないから取りにくい」「繁忙期は休ませてもらえない」などの声が目立ちます。

また、連休の取得となると難易度がさらに上がり、
旅行や帰省などプライベートを大切にしたい人にとっては悩みの種になることも。

それって“普通”?と思ったあなたへ

「好きで始めた仕事だけど、こんなに休めないのが普通なの?」
そう疑問に感じたことがあるなら、
それはあなたが“怠けている”のではなく、働き方を見直すタイミングかもしれません。

次の章では、どうしてパティシエはこんなにも休みが少ないのか?その理由を深掘りしていきます。

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なぜパティシエは休みが少ないのか?

「どうしてこんなに休めないの?」と感じたとき、
その背景には業界特有の働き方や体制の問題があることが多いです。

ここでは、パティシエの休みが少ない理由をいくつか挙げてみます。

イベントが多く、土日祝が繁忙日になるから

パティシエの世界では、世間の“お休み”はむしろ“稼ぎ時”
誕生日・記念日・季節イベント・クリスマス・バレンタイン…と、
お菓子が必要とされる日は多く、土日祝に休めることはほとんどありません。

その分、平日が落ち着く傾向にはありますが、シフトや体制によっては休みをずらすことすら難しい場合もあります。

少人数体制で“代わりがいない”現場が多い

特に個人経営のパティスリーでは、スタッフ数が限られていることが多く、
休むと迷惑がかかる…という空気もあります。

また、仕込みや仕上げの作業が属人化(特定の人にしかできない)していることも多く、
「自分がいないと回らない」というプレッシャーが休みを遠ざけてしまう要因にもなります。

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“休まないのが当たり前”という風潮が残っている

昔ながらの「職人の世界」では、休む=甘え、怠けといった古い価値観が根強く残っている場合も。

「上司が休んでいないから自分も…」「先輩は休まず働いてたから…」といった空気が、
本来必要な休養を取れない状況を生んでしまっていることもあります。

こういった理由から、パティシエは「休みが少なくて当然」と思われがちな職業。
でも、本当にそれって当たり前のままでいいのでしょうか?

次の章では、他のパティシエたちがどんな働き方をしているのか?実際の声をもとに見ていきましょう。

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他のパティシエたちはどうしてる?リアルな声を集めてみた

「みんなもこんなに休んでないの?」「自分だけがつらいのかな…」
そんなふうに感じてしまうこと、ありませんか?

ここでは実際に働くパティシエたちの声を、SNSや掲示板、口コミからピックアップしてご紹介します。

「週1休みが当たり前」という現実

クリスマス前からほぼ休みなし。終わったら倒れこむように寝てました。(20代・個人店)

月6日休みって書いてたのに、実際は週1しか休めない。しかも連休NG。(30代・パティスリー勤務)

こうした声からもわかるように、求人に書かれていた休日と実際の働き方にギャップがあるというケースも少なくありません。

それでも「頑張りたい」と思う気持ちもある

好きな仕事だし、やりがいもある。でも、体力がいつまで持つか不安…(20代・2年目)

本当に休みが欲しい。でも辞めるのは怖いし、自分が甘えてるのかもって思ってしまう。(30代・独立志望)

「好き」と「つらい」が共存するのが、パティシエという仕事の複雑なところ。
夢を持って働いているからこそ、なかなか“立ち止まる”決断ができない人も多いんです。

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実際に転職した人の声も

ホテルのパティシエに転職したら、週休2日が当たり前に。心に余裕ができた(20代後半)

工場勤務だけど、土日休みで年休120日以上。お菓子づくりは続けながら、プライベートも大事にできてる!(30代)

環境を変えることで「こんなに休めるんだ」と驚く人も多いのが現実。
実は、働く場所によってパティシエの“休み事情”は大きく変わります。

「みんなも同じだから」「自分が我慢すればいい」と思い込まずに、
一度立ち止まって、自分に合った働き方を考えてみることも大切です。

次は、「そんなにつらいなら、辞めるべき…?」と悩んでいる人に向けて、少し心が軽くなるお話をしていきますね。

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それでも働き続けるべき?「向いてないかも」と悩んだら

毎日ヘトヘトで、休む暇もない。
でも「辞めたい」と誰かに言うと、「甘えだ」って思われる気がして、
自分の中に溜め込んでしまう——そんなふうに感じている方もいるのではないでしょうか。

「向いてないのかも」は、体と心のSOSかもしれない

「好きな仕事なのに、つらい」
「やりがいがあるけど、もう限界かも」

そんな気持ちは、あなたが弱いからではなく、無理をしすぎているサインかもしれません。

特にパティシエの仕事は体力勝負。
早朝からの仕込み、長時間の立ち仕事、力仕事も多く、心だけでなく体も削られていきます

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辞める=逃げじゃない。働き方を見直すきっかけに

「辞める」「転職する」という選択肢を持つことは、決して後ろ向きなことではありません。
むしろ、自分を大事にするための“前向きな行動”です。

私自身、働き詰めでふらふらだった頃に、
「このままじゃ長く続けられないな…」と気づき、環境を変える決断をしました。

結果、お菓子づくりを続けながらも、心と体に余裕を持った生活ができるようになったんです。

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一度立ち止まって、自分に問いかけてみて

  • 今の職場、ずっと続けたいと思える?
  • この働き方で、1年後も元気に笑っていられる?
  • 本当は、どんな毎日を送りたい?

もし、答えに少しでも「うーん…」と迷う気持ちがあるなら、
あなたにとっての“働き方の見直しタイミング”が来ているのかもしれません。

次の章では、そんな方のために、「もっと休める働き方」の選択肢を紹介していきますね。
「好きな仕事を、もっと自分らしく続ける」ためのヒントになるはずです。

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もっと休める職場もある?パティシエの新しい働き方

「パティシエ=休みが少ない」は、たしかに今も根強いイメージ。
でも実は、働く場所や職場のスタイルによっては、“しっかり休める”環境もあるんです。

ここでは、今注目されている“休みの取りやすい”働き方をご紹介します。

企業系パティシエなら、週休2日・年休120日も当たり前

百貨店・ホテル・大手メーカーなどに勤務する「企業パティシエ」では、
労働環境が整っており、週休2日制や年間休日120日以上の職場も多く存在します。

シフトもきちんと管理されているため、有休が取りやすかったり、
ライフイベント(結婚・出産・介護など)にも柔軟に対応できる職場も増えてきています。

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カフェ・ホテル勤務も人気の選択肢

ホテルやカフェの製菓部門も、労務管理がしっかりしているところが多く、休みが安定しやすい傾向にあります。

「プライベートの時間も大事にしたい」
「将来的に家庭と両立したい」
という方にとっては、やりがいを残しながら、無理なく働ける環境として選ばれています。

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工場・セントラルキッチンなら、土日休みも可能に

パティスリーの工場部門や、製菓のOEMを手掛ける工場勤務では、
製造ラインがシフト制・定時勤務であることが多く、
「完全週休2日」「土日祝休み」の求人も見られます。

「現場でお菓子を作るのが好き。でも、体力的に限界…」
そんな方にとって、負担を抑えつつスキルを活かせる働き方になるかもしれません。

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販売職や異業種転職も視野に入れてみる

「パティシエとしての経験を活かしつつ、違う仕事がしたい」という方には、
スイーツ販売・商品企画・広報・営業などの職種にキャリアチェンジする人も。

他にも、カフェ開業やパン・和菓子など、“お菓子の枠”を広げる選択肢もあります。

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パティシエとしての道は、決してひとつではありません。
「こんな働き方もあるんだ」と知ることで、心が少し軽くなるかもしれません。

次の章では、実際に私がどうやって休める働き方を見つけたか
そしておすすめの転職サービスについても紹介していきますね。

私が見つけた「休みのある働き方」【転職サービスの活用】

「もっと休める働き方がある」とは言っても、
実際に自分で職場を探すのって大変だし、どこを選べばいいかわからない…
そんなふうに感じて、なかなか動き出せない人も多いと思います。

私自身もそうでした。

転職を考え始めたきっかけは、「このままじゃ続けられない」と思ったから

毎日くたくたで、帰って寝るだけの生活。
大好きなお菓子作りさえ、義務のように感じていた時期がありました。

「このまま続けたら、心も体も壊れてしまうかも」
そう思ったときに、パティシエに特化した転職サービスを使ってみたのが転機でした。

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そんな段階でも、エージェントに相談するだけで選択肢が広がることがあります。

自分ひとりで抱え込まずに、“味方”を持つことが大事だと感じました。

休みが少ないのは“当たり前”じゃない。あなたらしく働く道もある

パティシエという仕事は、情熱ややりがいがある反面、
休みが少なく、体力的にも精神的にもハードな面があるのは事実です。

でも、「これが普通だから」と、つらさを我慢し続ける必要はありません。

実際に、働き方を見直して“休みのある働き方”を実現しているパティシエもたくさんいます。


  • 「もう限界かも」と感じたら、それは甘えじゃなくて“サイン”
  • 環境を変えることで、気持ちも体もぐっと楽になることがある
  • 一歩踏み出せば、今よりもっと自分らしく働けるかもしれない

あなた自身の人生も、大切にしていいんです・・!

少しでも「今のままでいいのかな」と思ったら、
まずは情報収集からでも、誰かに相談することからでも構いません。

“好き”を諦めずに、“休める”働き方を見つけるために。
あなたの働き方に、もっと選択肢があっていいはずです。

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